２０２３年１１月１６日

各位

日本ゼネラルフード株式会社

代表取締役社長　杉浦　卓

食中毒事故発生に関するお詫びとお知らせ

　この度、弊社が給食サービスを提供しております静岡県内の特別養護老人ホームにおきまして、同所にて食事をされた３３名の方が１１月６日から１３日にかけて胃腸炎症状を発症され、うち２名の方がお亡くなりになりました。保健所の調査により、病因物質は腸管出血性大腸菌Ｏ１５７であることが判明しました。その結果、賀茂保健所より営業禁止処分を受けることになりましたので、下記のとおりお知らせします。

　お亡くなりになられた入居者様には謹んで哀悼の意を表すとともに、ご遺族の皆様に深い悲しみと多大なるご迷惑をお掛けしましたこと、誠に申し訳なく、衷心よりお詫び申しあげます。また、発症された皆様とそのご家族の皆様には、多大なるご心痛をお掛けしておりますことを、心より深くお詫び申しあげるとともに、当社を日頃よりご利用いただいておりますお客様並びに多くの関係者の皆様にも、ご迷惑とご心配をお掛けしましたことを、重ねましてお詫び申しあげます。
弊社では、この事態を厳粛に受け止め、さらなる食品安全管理の徹底と従業員教育および社内管理体制の整備を推進してまいる所存です。

記

１．事故の内容について
　弊社が給食サービスを提供した（０３１６）事業所にて食事をとられた方のうち３３名が、おう吐、発熱、下痢、下血等の症状を訴えられました。所轄保健所の現地立ち入り検査が実施され、施設内感染と食中毒の両面から検査が進められました。保存食、ふき取り検査からは原因となる細菌等は検出されませんでしたが、発症者に共通食（１１月３日※）があること、発症者等から「腸管出血性大腸菌Ｏ１５７」が検出されたことから、保健所により、当該施設厨房にて調理・提供された食事を原因とする食中毒であると判断されました。発症者は３３名で、うち２名がお亡くなりになりました。
※１１月３日昼食メニュー
炊き込みご飯、サバの竜田揚げ、がんもどきの含め煮、そばサラダ、すまし汁、パイナップル

２．行政処分の内容について
　上記の内容を受け、弊社は１１月１５日付で、以下の通り、食品衛生法に基づき営業を禁止することを命じられました。
　　処分施設：日本ゼネラルフード（０３１６）事業所
　　処分の理由：食品衛生法第６条第３号の規定に違反したため
　　処分内容：２０２３年１１月１５日から営業禁止
　　病因物質：腸管出血性大腸菌Ｏ１５７

３．再発防止策について
　弊社は、衛生管理の徹底と従業員教育を推進してまいりましたが、この度の事故を厳粛に受け止め、再発防止に向けて改めて全社を挙げまして以下の対策を実施し、食の安全・安心の確保に一層の万全を期してまいる所存でございます。
（１）正しい手洗い手順と手洗いのタイミングの指導を徹底いたします。
（２）生野菜消毒時の次亜塩素酸ナトリウム液濃度と浸漬時間の確認および記録を徹底いたします。
（３）従業員の教育、事業所運用状況の巡回点検を強化いたします。

以上